1. 学年・時間割・塾生数
★中学3年生から高校3年生までほとんど毎日教えてます。希望の曜日・時間を登録して,その時間に来て勉強してください。科目・テキストは自由です。何をどうすればいいのかわからないときは,私がアドバイスします。
★日曜日・祝日も塾は開いてます。どんどん利用してください。

学年別 ※一例です。実際は自由に選んでください。
学年 科目 曜日・時間
高校1年生 英語 月曜日 午後8時~10時
数学 木曜日 午後8時~10時
高校2年生 英語 金曜日 午後8時~10時
数学 火曜日 午後8時~10時
高校3年生 英語 水曜日 午後8時~10時
数学 土曜日 午後8時~10時
中学生 自由 下記時間割のマイペースまたは中学生の時間帯
*指定の曜日・時間以外に来ている塾生もたくさんいます。

2023年5月19日(土)現在の塾生数です。
塾生数 中学生 高校生 合計
1年 2年 3年 1年 2年 3年
女子 0 1 0 2 4 2 9
男子 2 0 0 1 0 1 4
2 1 0 3 4 3 13
中学1年生男子の1は実際は小学6年生です。)

曜日別時間割(これは一例です)。
実際はあなたの好きな曜日・時間・科目を選んでください。
 
I 5:30
マイペース
6:30
II 6:30
マイペース
8:00
III 8:00
髙1英語
10:00
8:00
高2数学
10:00
8:00
髙3英語
10:00
8:00
高1数学
10:00
8:00
髙2英語
10:00
8:00
髙3数学
10:00
8:00
マイペース
10:00
* 日曜日は塾生の希望を入れて、スペシャル授業を行うこともあります。
** 英語,数学と科目別になっていますが、マイペース授業ですので、どんな科目をどのように勉強してもOKです。 ただし、高校3年生英語は必要に応じて黒板授業あり。
* 英語・数学以外も要望や必要があれば授業します。中学生の理科・社会,高校生の古典・化学・物理などです。
* 夏休みなどの長い休みの時には,スペシャル授業があります。
* 中学生と高校1・2年生の授業はすべてマイペース授業です。 都合により黒板授業もやります。 マイペース授業とは,生徒がやりたい科目・内容を勉強して先生に質問するというのが基本的なシステムです。 先生は生徒のやっていることを見て回りますから,自分から質問するのが恥ずかしい,という生徒でも安心です。先生はアドバイスや内容確認のための質問などしていますので,単なる自習とは違います。英語・数学以外にも,先生のできる科目ならなんでも指導しますので,古典だろうと化学だろうと,学校の宿題プリントでも,何でもあり,です。

2. 授業料など
★できるだけ低料金で勉強してもらおうと努力してます。
■入塾金 全学年 12,000円
■授業料
(月額)
小6生
中学生
週1回+1(注) 12,000円
週2回 15,000円
週3回 16,000円
高校生 週1回+1(注) 13,000円
週2・3回 16,000円
週4回以上 20,000円
(注)「+1」は毎月1回,好きな曜日・時間に追加で出席できます。
※スペシャル授業・各期の特別講習については,無料の場合と別途追加授業料が必要な場合があります。 その都度「無料(フリー)」・「要追加授業料」をお知らせします。

★マイペース授業のため,英語・数学どちらの時間であれ,何を勉強してもOKです。 学校の漢文の宿題,物理の試験勉強など,自由にできます。 塾を利用する回数で月謝を決めていますが,生徒が塾に来る回数を完璧に管理はしてるわけではありません。 自己申告でお願いします。
  

3. 卒業生合格高校・大学など
★どの大学に合格したかより,本人が満足したかどうかがポイントです。
★2017年度以降は左メニューの「6. 塾生紹介」をクリック。
★2016年度卒業生判明分(17年3月卒業)はこちら
★2015年度卒業生判明分(16年3月卒業)はこちら
★2014年度卒業生判明分(15年3月卒業)はこちら
★2013年度卒業生判明分(14年3月卒業)はこちら
★2012年度卒業生判明分(13年3月卒業)はこちら
★2011年度卒業生判明分(12年3月卒業)はこちら
★2010年度卒業生判明分(11年3月卒業)はこちら
★2009年度卒業生判明分(10年3月卒業)はこちら
★2008年度卒業生判明分(09年3月卒業)はこちら
★2007年度卒業生判明分(08年3月卒業)
* 高校 綾部高校,塔南高校
* 大学ほか
京都産業大学(理),近畿大学(工),摂南大学,香川大学,立命館大学(産業社会学部),関西大学(社会学部),龍谷大学(社会学部),神戸女子大学(国文),関西外国語大学,大阪成蹊短期大学,京都外国語大学,佛教大学(英米語),他
★2006年度卒業生判明分(07年3月卒業)
* 高校
福知山高校Ⅲ類,大江高校,府立工業高校,成美学苑,共栄学園他
* 大学ほか
佛教大学(社会学部),神戸学院大学(栄養学部),大阪教育大学,関西学院大学(法学部),阪南大学,大谷大学(哲学),大阪外国語大学(スペイン語),他
★2005年度卒業生判明分(06年3月卒業)
* 高校
福知山高校Ⅰ類,綾部高校Ⅱ類文理,府立工業高校(2名…推薦) 成美学苑(特待)、他
* 大学ほか
関西学院大学(法学部),立命館大学(産業社会学部・経営学部),龍谷大学(経済・文・法…以上本試験,社会…推薦),佛教大学(教育学部),大谷大学,京都外国語大学(ブラポル語科),名古屋外国語大学(ドイツ語・英語),長崎外国語大学,都留文科大学,神戸芸術工科大学(推薦),呉大学(推薦),武庫川女子大学(短),京都精華大学(推薦)
★2004年度卒業生(05年3月卒業)
* 高校
成美学苑アカデミー、共栄学園シニア、福知山女子高校 福知山高校、亀岡高校(Ⅲ類)
* 大学ほか
ミドリ十字(長田野)、明治鍼灸短大(推薦)、神戸市立外国語大学、京都外国語大学(英語)、滋賀医科大学(看護)、大阪商科大学
★2003年度卒業生(04年2月末現在)
* 高校
綾部高校Ⅲ類2名、西舞鶴高校1名、福知山高校2名、大江高校1名。成美学苑2名
* 大学ほか
日本大学(AO)、岡山理科大学(AO) 、近畿大学付属看護専門学校、金沢工業大学、岡山理科大学,長浜バイオ大学,近畿大学(農)、神戸女子大学、奈良産業大学、大阪学院大学、大阪松蔭女子大学、その他
★2002年度卒業生(03年3月末現在)
* 高校
成美学苑3名(専願),淑徳高1名
* 大学ほか
京都府立医科大学(医学部),大阪大学歯学部,千葉大学園芸学部,鳥取大学(工学部2名),近畿大学(法学部),京都産業大学(法学部),*明治大学(経営学部),*京都府立医科大学(看護学部),東京農業大学,日本大学,大阪明浄大学(観光学部),東京理科大学(理学部),佛教大学(教育学部),神戸学院大学,京都文教大学,大阪薬科大学,京都薬科大学,岐阜平成医療技術専門学園(理学療法),神戸医療福祉専門学校(理学療法),大阪芸術大学(環境デザイン学科)
*は推薦合格
  
4. ひとこと&授業方針
★以下は,以前入塾時に配布していました「外賀塾案内2007」です。内容的には2019年現在も変わりありません。

1 ひとこと
 1979年、福知山市内記6丁目の惇明ビルの一室で産声をあげた外賀塾は、今年で27年目を迎えました。実はその43年程前から福知山高校の吹奏楽部の後輩の3年生たちに受験勉強のイロハを手ほどきをしていましたので、今年で31年目になるわけです。
 塾という仕事を始めるようになったきっかけは、わたし自身他にできることがなかったこともありますが,勉強で困っている生徒たちに何か力になってやれないかという気持ちからでした。
   ご存じの通り最近の学校教育はゆとりを口にしています。そうはいううものの,中学生に中間・期末などのテスト(や予想問題)を見せてもらうと,これがゆとりか?とびっくりするような問題が出ています。一番びっくりしたのは「音楽」です。聞いたことのない,また一度聞いても中学生にはすんなり覚えられないようなクラシックの曲名と作曲者名を何十個も暗記するという課題が出されていました。また,日本の古典楽器の特徴やその素材などについて,ことこまかな問題がありました。私も音楽好きの一人ですが,この時代に中学生でなくてよかった,とほっとしています。
 また,「数学」などは身近なことに数学的事実を見つけよう,とかいう趣旨でしょうが,「身近に見られる2次関数を見つけよう」などというむちゃくちゃ難しい問題が平気で宿題になります。数学というのはその大半が,身近な生活から生まれた学問ではなく哲学(思惟)・物理学(自然現象)から生まれた学問なのです。小学校で1,2,3と10進法の数字を習いますが,世の中にリンゴが1個,2個,・・・というのはあっても,単に1,2,・・・と言うものは存在しません。関数というもの自体生徒にとって難しいものなのに...と同情するのは私だけなのでしょうか。
 中学2年のある中学校のつい最近の学年末テストの数学の予想問題に「度数分布表のよいところを3ついえ」「あなたなら度数分布表をどんなときに使いますか」などという問が書いてありました。どんな答を書いても点数がもらえると思いますが,文部科学省の指導要領通りの出題で,現場というフィルターを通した出題ではないのがとても残念です。中学生がふだん度数分布表を使って情報を整理するということはほとんどないと思います。またその必要もないでしょう。なかには度数分布表を作って悦に入る中学生もいるかもしれませんが,そんなごく少数の生徒向けに授業されたのでは義務教育とはいえませんね。
 高校の勉強はもっと背筋が寒くなるようなことを平気でやっています。しかし,話しが長くなりますので,ここらへんで。
 子どもたちが変わってきた,やる気がない,ゲームしか興味がない,根気がない,…,いつの時代も大人から見れば子どもは宇宙人[=大人には理解不能な存在]です。とはいうものの,子どもはやはり子どもです。何にでも好奇心旺盛で,興味をもったことに対しては,それがゲームであれ,スポーツであれ,勉強であれ,誰が何と言おうとそれを究めようとします。子どもにしかない,そういう特性を見失ってはいけないように思えます。 実際,塾に通ってくる子どもたちは,集中力もあり,勉強しようという意欲に満ちあふれています。特に,マイペース授業を始めてから,壁や机の落書きもなくなり[それまでの集団授業がどれほど退屈だったか!],私の心労も激減しました。

 文化の谷間と呼ばれる山陰,京都北部の子どもたちに本当の勉強の方法を教えることができればこれ以上の喜びはありません。
 
2 授業内容
 2000年度から高校生を対象に完全マイペース授業を取り入れています。好きな時間に好きな科目を勉強し,塾長に質問をする,というスタイルをとっています。塾長がいなければ,単なる『自習』に過ぎませんが,塾長が生徒の勉強の様子を見て回り,アドバイス,手書き・黒板などでの指導を行いますので,単なる『自習』とは異なります。
 高校2年生からは、英語の一斉授業(40分程度)を始めます。[2014~2015年現在,毎週火・金午後8時くらいから英語の達人授業を開講中です。]いわゆる「英語の達人」授業です。5年くらい前から始めた「達人」方式の成果は、年ごとに花開き、関西私立の名門に多数の合格者を出しました。塾生の中には、友達のケータイのメールアドレスを見て、思わず文法チェックをしてしまう、と笑っている生徒もいるくらいです。この「英語の達人」で、英語嫌い、苦手な人に救いの手を差し伸べられたらうれしいなと思っています。もちろん、英語の得意な人にも好評で、今まで何となくわかっていたことが、「あ~、なるほど。だからそう訳すのか!」とはっきり理解できるようになります。「数学の達人」も授業しようかな、と思っています。楽しみにしてください。

 学校の宿題でも,テスト勉強でも,模試や検定試験の準備でも,さらに,科目を問わず,塾長の分かる範囲なら化学・物理なども勉強できます。
 曜日・科目は下記に説明してありますが,これはあくまで形式的なものです。本人が気に入れば,他の学年の授業時間に来て,空いた席で勉強することもできます。とはいうものの,席がいっぱいの時もありますので,できるだけ,自分の学年の時間に来て勉強することをお薦めします。
 なお,高校生の場合,週何回,塾を利用するかで月謝が決まりますのでご注意願います。
 中学生は,従来通り,黒板を使った一斉授業です。[2012年から,全学年マイペース授業に移行しています。 中3の夏期・冬期講習のみ一斉授業です。] どの学年のどの科目も基本的なことがらを繰り返し学習します。学校の授業の内容や進度にできるだけ合わせるつもりです。学校(の先生)によって内容・進度はさまざまなのでぴったしというわけにはいかないかもしれません。
 各学年とも1クラスの人数は最大10人まで。通常は7,8人程度ですので、一人一人の生徒にアドバイスすることが可能です。
4 年間授業回数(8月を除く11か月間)
週2回授業の科目は70回を予定しています。月によって多いとき,少ないときがありますが,多少にかかわらず授業料の割引き・割増しはありません。
5 特訓授業について
 外賀塾ではスペシャルと呼んでいます。今年度の特訓(スペシャル)の予定です。
☆春休み 高3英数古スペシャル(無料)・中3スペシャル(無料)
☆5月連休 中3・高3スペシャル(無料)
☆夏休み  全学年の全授業(有料)
☆冬休み  中3スペシャル(有料)
☆2月  中3スペシャル(有料)
(テキスト代は実費)
 その他、日曜日・祝日・連休・第2・4土曜日・中間期末テストの前など、希望があればいつでもやります。
6 入塾・退塾・休学に関して
  所定の入塾願書に必要事項を記入して提出してくだされば手続きは完了です。 また退塾・長期休学(1カ月以上)のときは必ず連絡してください。電話・郵便・FAX・Eメール・友だちからの伝言etc.どんな方法でもOKです(決まった届け出用紙はありません)。連絡がないときは、一度も塾に来なくても授業料を支払っていただきます。
7 体験入塾制度
  入塾する前には1週間(または連続2回分)の見学期間があります。もちろん無料です。実際に授業を受けてみて、気に入れば続けてください。気に入らなければご自由に。
8 授業料等について
① 2ヵ月を契約の期間とし退塾の申し出がない場合は自動的に更新させていただきます。月謝は2か月分ずつお支払い願います。期間は次の通り。
1期- 4・ 5月2期― 6・ 7月
3期- 8・ 9月4期-10・11月
5期-12・11月6期- 2・ 3月

② 入塾金(全学年)・・・12,000円
③ 授業料(2ヵ月分
  ◆中学生
  週1~2回・・・・・・・30,000円
  週3回・・・・・・・32,000円
※週4回以上は相談してください。

◆高校生
週1~3回・・・・・・・・・・・・
週4回以上・・・・・・・・・・・
32,000円
40,000円
・マイペース授業ですので,塾を利用する回数に応じて,月謝が変わります。
・連絡無しに2カ月間すべての授業を欠席しても授業料等をお支払い願います。
・春期・夏期・冬期・その他の期間に行う特別授業(いわゆるスペシャル授業とか講習とか特訓など)については別紙規定に従ってください。
・テキスト代金は実費負担でお願いします。
・一度納められました授業料等は特別のこと(転校・入院etc.)がない限りお返しいたしません。
・消費税は必要ありません。

9 授業料等のお支払いの方法
  授業料は2ヵ月を単位とし,以下に指定する期日までにお支払ください。
1期(4・5月)分・・・・・3月31日
2期(6・7月)分・・・・・5月31日
3期(8・9月)分・・・・・7月31日
4期(10・11月)分・・・・・9月30日
5期(12・1月)分・・・・11月30日
6期(2・3月)分・・・・・1月31日

※実際には請求証と月謝袋をお受け取りになってからお支払ください。
※入塾金は第1回目の授業料と合わせてお支払ください。
※テキスト代金はテキストと引き換えか,または授業料と合わせてお支払ください。

10 中途入塾生の授業料
各年度の中途に入塾する場合、体験入学終了後に次の規定を適用します。
1回目の授業料は次の通り。
偶数月上旬入塾・・・2ヵ月分の100%
    中旬入塾・・・2ヵ月分の 90%
    下旬入塾・・・2ヵ月分の 75%
    (偶数月→4・6・8・10・12・2月)
奇数月上旬入塾・・・2ヵ月分の50%
    中旬入塾・・・2ヵ月分の40%
    下旬入塾・・・2ヵ月分の25%
    (奇数月→5・7・9・11・1・3月)
・体験入塾期間終了後1週間以内にお支払願います。
・ただし,100円未満は切り捨てさせていただきます。
・第2回目以降は2カ月単位で指定された期日までにお支払いただきます。

11 授業料の毎月払いについて
 ももちろん可能です。ただし事務手続き簡素化のため必ず銀行振込みか手渡しで願いします。入塾時にお聞かせください。月謝袋は2か月に一度お渡しします。
 ※振込み先:いずれも外賀正道宛に
 ★北都信用金庫福知山中央支店  普通預金 口座番号 581077
 ★京都銀行福知山店  普通預金 口座番号 629921
・なお、他店からの振込みには手数料を差し引いてください。手数料は当方が負担します

  ※一ヶ月払いの方は翌月分を前月末日までに振り込んでください。
  
 
5. 塾長の自己紹介
★みなさん,初めまして。塾長の外賀正道(げかまさみち)です。 生まれも育ちも京都府福知山市で,地元の小中高に通い,1年自宅浪人して京都大学文学部に入りました。 将来はイスラム関係の学者になりたかったので大学院の入試を受けたんですが,見事落っこちました。 ちょうどうまい具合にドイツ語の単位が足りないと教務科に言われて,これ幸いと留年しました。 なぜ幸いかというと,卒業してもう一度大学院を狙おうとすると,聴講生という形で大学に再入学しなければなりません。 その費用は留年して5回生になる場合より5倍はかかります。 だから留年したというわけです。 もちろん卒業論文はまったく違うものを2回書きました。
 ★5回生になったとき,郷里の福知山に帰り,ときどき(1か月に1回くらい)大学に通いました。 教授へのあいさつという目的もありましたが,友だちとの交流が第一でした。 この間,高校の後輩たちが,私が福知山に帰っていることを聞きつけて,勉強を教えろ,と脅迫したので,「まあ,いいか」と軽い気持ちで始めたのが失敗(成功?)のもとでした。一歩足を踏み入れたら,もう後戻りができなくなり,そのままずるずると塾稼業にのめり込んでしまいました。 最初はやる気に燃える大学受験生だけを相手にしていたのですが,おりからの第二次オイルショックやなにやらで,物価は高騰,塾の部屋代も3年間で当初の5倍(1万円→2万円→5万円)に。 このままでは部屋代も払えないことになったので,中学生から高校3年生までを対象にして,1979年福知山市内記(ないき)6丁目の惇明ビルの2階G号室[現在はL号室に移転]で本格的に塾営業に乗り出しました。
 ★あれから34年の歳月が流れました。 皆様のおかげでここまで続けられたのだと思います。 本当に感謝の気持ちでいっぱいです。 
 ★さて現在猛烈な勢いで少子化が進行中です。 それに合わせるようにして,学生の勉強離れ,これは少子化を上回るスピードで進行しているように思います。 じっくり時間をかけて一つの問題に取り組むという勉強方法はいまや完全に時代遅れになってしまいました。 中高生の勉強は昔以上に暗記中心になり,大学センター試験の影響で,世はまさにマーク[自分で考えなくても,選べば当たる?]時代。 「分かるまで考える」では,この情報化時代には時代遅れかもしれませんが,学校の定期テスト,模擬テスト,入学テストなど,学生諸君はお気の毒です。しかし,試験対策の参考書の進歩はさらに高速でした。参考書革命とよんでも差しつかえないでしょう。今では,参考書を参考にして問題を作っているのではないか,と疑われてもしかたがないような入学試験まで登場しています。この間どこかの予備校が100万円くらいで大学入試問題を作ります,とセールスし始めたことがニュースになっていました。私たちが受験生だった頃とは大違いです。
 ★おおざっぱに言えば,学問は古代ギリシャ・ローマの頃から始まりました。 ヨーロッパは,ゲルマン民族の侵入により,学問的に暗黒時代に入りました。 ヨーロッパの学問は,なんとアラビア人のイスラム勢力が受け継ぎました。 その後,十字軍,ルネッサンス,宗教革命,産業革命などを経て現在の形をとるようになってきました。 先年,フェルマーの大定理が証明されたとニュースになりました。 フェルマーの大定理は「私はこの定理の証明を思いついたが,余白が狭すぎて書けない」という不思議な書き込みで有名になった定理です。 何百年かかってやっと一つの問題に終止符が打たれたことは,学問のもつ普遍性を思い出させてくれます。 人間とは何か,宇宙とは何かから始まった学問はまだその答を見出していません。 学問の進歩とは遅々としたもので,少子化や参考書革命などとはまったく無縁の世界です。 学問(=勉強)の性質は古代以来それほど進化していないにもかかわらず,それをとりまく状況は大きく変化しているのです。 以前なら,何時間もかかって作った料理が,今では電子レンジでチンすれば1分でできる。 それに値段も安い。そんな時代です。 料理そのものは変わらないけれど,それを取り巻く状況がまったく変わってしまっています。 勉強で言えば,これを読めば重要点がすぐわかり,それがどのような形で試験に出るか,また,こんな問題のときはこう答えると合格点がもらえる,といった参考書が巷(ちまた)に氾濫しています。 こんな簡単においしい料理が手にはいるのだから,材料を買ってきて,手間ひまかけて料理をすることが馬鹿らしく思えるはもっともなことだと思います。 これは時代の風潮で誰も抵抗することができないのでしょう。
 ★そうはいうものの,やはり学問(受験もある意味では学問です)は時間をかけて考え抜く,という姿勢が必要です。 塾生たちには,ただ暗記に走らず,ある程度は考え抜く,という習慣を身につけていって欲しいと思っています。
 ★学校を卒業しても,一生,勉強は続きます。 大人になって新しいことを学ぼうとするとき,やはり,何かしらの方法は知っておかないといけません。 勉強の方法はすべての科目において共通しています。 一つ一つの事項も大切ですが,どういう方向で勉強していくか,ということを生徒たちが学んでくれたら,こんなうれしいことはありません。