ぶらり東京 最終回 東京編(4)
 

 
渋谷から原宿へ来ました。山手線を降りてすぐ目の前の道路はものすごい人だかりでした。竹下通りというところらしい。とても入っていく元気がありません。人気のない方へ人気のない方へ足が向く。まず左の方へ行ってみる。
 
 

 
こんなお洒落な中学校がありました。校章がまた格好いいんですが,写り悪いですね。
 
 

 
明治通りに入りました。てゆうか,別に狙って来たわけではありません。たまたまです。名前だけは何度も聞いたことがありますが,はて,何があるところなのか?
 
 

 
明治通りをちょっと行ったところにテレビ朝日がありました。本社か支社がわかりません。原宿といっても,少し離れると福知と同じ人口密度になってます。
 
 

 
うお~!何という偶然。前もって詳しい住所を調べていなかったのに,突然,現れました。今回の原宿訪問の目的地Diana,めっちゃお洒落な店でした。こんな店が福知に一軒あれば,近畿北部の若い女性が大挙して押しかけるはず。お城直したり,駅改築したりするのもいいけど,こういう店を税金で誘致してくれば,福知の知名度もアップするのになあ。道と建物しか興味がないから。2階にカフェらしきものが。ここでご飯って,めっちゃお洒落やん,入ってみよかな,と思ったけど,若い女性ばかり。写真撮るだけにしておきました。
 
 

 
明治通りから表参道(あとで調べたらそうでした)に入る。結構急な坂道。途中で,お洒落なレストラン発見。ここや,と入ってみましたが,ここも順番待ち。しかたがないなあ,こうなったら浜松町まで戻って朝入って道を尋ねた例のレストランで食うか。表参道を上りきると,左手に代々木体育館が見えます。ちょっとした広場には若い人がたくさん集まっていました。
 
 

 
腹ごしらえに原宿から浜松町まで戻ります。ここでも整然と待ってますね。
 
 

 
浜松町のJR構内のレストランに戻ってきました。もう3時半になっています。ハンバーグ・エビフライとライス・スープ・サラダ・コーヒーを注文。結構いい値段してたので,味に期待。ところが,これが全然ダメ。味に主張がない。これやったら冷凍のほうが美味しい。スープ熱すぎ。口の中,思い切りやけどしました。まだ治ってません。空腹にまずいものなし,とは言いますが,まずいもんはまずい。でも,腹が減っては戦ができぬ。完食しました。食後のコーヒーも熱すぎ。これでもさらにやけど。東京のスープやコーヒーはどの店もこんなに熱いのでしょうか。腹がふくれたので行動開始です。新宿,秋葉原,東京駅,銀座,東京タワー,盛りだくさんです。帰りのバスは10時30分浜松町発です。何とかなるでしょう。あ,お土産を買わんとあかん。東京駅に行けばお土産コーナーがあるうんちゃう,と思って,まず東京駅に行くことにした。
 
 

 
ここは銀座です。東京駅に行ってみましたが,広すぎ。どこが何か見当もつかず。20分ほどうろろしましたが,人の波に流されるだけ。それに,ここでお土産買ってしまうと,ずっと持って歩かんとあかん。最後の場所で買うことにした。で,銀座にやってきました。正面にティファニーが見えます。名前を聞くだけでもお洒落です。中に入ってみました。お店自体はとても小さくて,展示されている商品もそれほど多くなかったのですが,お客さん(若い女性から年配の女性まで)はてんこ盛りでした。女性でしたら,何時間見ていても飽きないでしょうね。2階から上も上がってみました。別に目新しいものはありません。
 
 

 
同じ場所から左を見ました。さすがに人が多い。
 
 

 
今度は右方向です。ティファニーを出た後,銀ブラ(死語?)を楽しみました。ただ歩いているだけでも刺激的です。退屈なんて無縁でした。楽器屋に入ってみましたが,大阪にあるのと変わらず。小1時間ぶらついた後,次の目的地に向かいます。
 
 

 
東京タワーに来ました。新宿,秋葉原にも行ってみたかったのですが,もう脚がつる一歩前。股関節はギリギリ,膝はカクカク,足の裏には激痛。3歩歩いて1歩休む,という感じです。ということで,東京タワーでぶらり東京の旅を締めくくることしました。というものの,銀座から東京タワーにどうやって行けばいいのかまったくわかりません。持っていた東京案内で調べます。浜松町の近くでした。またまた浜松町→大門というコース。大門から一駅の赤羽で降りればいいようです。これだけ高いんやから駅を降りたら見えるやろ,くらいの軽い気持ち。電車に乗っている時間はほんの10分。歩くのはその倍くらいでした。これは赤羽駅を降りてすぐのところからのショット。やっぱり,東京タワーは夜がきれいですね。
 
 

 
だんだん近づいてきました。坂を上がらなければいけません。つらいです。
 
 

 
ついに到着です。銀座から30分ほどかかっています。それにしてもでかい,高い,赤い。
 
 

 
展望台に上がりました。高いですが,エレベーターも高いです。850円って。ありえん。さらに,第2展望台へあがるのに600円。もうけすぎです。しかし,夜景は見事でした。30枚くらい撮ったのですが,所詮ケータイ。ほとんどがピンぼけ。3枚だけ割ときれいに写ってました。
 
 

 
もちろん,どの建物が何か,なんてまったくわかりません。でも,東京のスケールでかさだけはわかりました。エレベーター待ちをしている間,奇妙なことばを話す外人の団体に出くわしました。ときどき,どこかの日本の方言のようなことばをしゃべっています。何語?って尋ねると,スウェーデン語って言いました。男1人,女2人のグループでしたが,とてもフレンドリーでした。私に答えてくれた女性はちょっとシャイぽかったです。日本語の方言みたいに聞こえるよ,と言うと,信じられないような顔をしてました。あたりまえですが。日本語は難しい,と言ってました。私も同感です。昔に何かの本で,スウェーデン語は中国語に似ている,というようなことが書いてあったのを思い出しました。でも,全然似ていないですよ。
 
 

 
ここに上がっている人たちはみな,団体客,家族連れ,カップル。私のようなぶらり一人旅の人はほとんどいませんでした。こんなきれいな夜景,一人で見ててもねえ。やっぱり,この感動を誰かと味わわないとだめですね。共有できる人がいればその感動は2倍にも3倍にもなるんやから。だいたい見終わったので下に降りてお土産を買うことにしました。修学旅行の子どもたちが何人かいました。ちょっと時期が早いような気がします。みんな楽しそうに買い物をしてました。
 
 

 
浜松町に戻ってきました。もうクタクタです。動きたくない。バスターミナルのベンチで休むことにしました。まだ8時過ぎ。あと2時間もありましたが,全然苦にならず。何時間でも座っていたい。人がいなければベンチで横になっていたかもしれません。ここからは全国に向かってバスが出て行きます。青森,高知,米子,…,みんな東京の素敵な思い出をいっぱいもって自分の町に帰っていくのですね。2時間以上あった待ち時間もあっと言う間に過ぎ,バス発車のアナウンスが流れました。また明日からいつもの生活が始まります。また来るからね,それまでいい子にしておくんやで。

(完)